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大晦日が近づく時期になると、家の周辺一面にシラスをまいて清め、新年を清々しい気持ちで迎える「シラスまき」が行われます。白いシラスをまくことで清めるというだけでなく、牛馬の寝床での霜焼けを防いだり、降雨で地面が泥まみれになるのを防ぐ実用的な理由もあったようです。 都城では、姶良カルデラの大噴火によって堆積したシラス(火山灰)の層が崖のように露出しているところもおおく、この地域の人々にとって「シラスまき」は暮らしの中の知恵の一つであったことがうかがえます。