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旧都城市民会館の特徴と評価を紹介します
旧都城市民会館は、建築家の菊竹清訓(きくたけ きよのり)氏が、メタボリズム理論に基づき設計。1966年(昭和41年)に竣工しました。
設計概要
機能
文化ホール(1,407席)
構造
鋼構造、低層部は鉄筋コンクリート造
規模
建築面積 2,261.40平方メートル、高さ 25.7メートル
延床面積 3,065.64平方メートル
ピロティ面積 608.25平方メートル(建設当時)
都城市民会館平面図(2006年現況) (PDFファイル/160.7キロバイト)
特徴
メタボリズムの考え方に則って、変わらない部分=鉄筋コンクリート造の下部構造の上に、変わる部分=鉄骨造の屋根を架けています。屋根の構造はトラス梁を放射状に並べており、地盤が悪く基礎杭を集中させる必要から、この形が選ばれました。
評価
日本のメタボリズム建築の代表例として、建築史の教科書にも登場するほど有名な建築物であり、イタリアの美術の教科書に、「都城市民会館」が掲載されています。
パリのポンピドゥー・センターでは、2017年9月~2018年1月に「ジャパン-ネスJapan-ness 1945年以降の日本の建築と都市計画」展が開催され、「都城市民会館」の模型が展示されました。