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外来生物を野生化させないようにしましょう

記事ID:16183 更新日:2020年4月1日更新

現在、日本各地でペットとして飼われていたアカミミガメの野生化が確認されています。アカミミガメの幼生はミドリガメと呼ばれ、ペットショップや屋台などでペットとして多く販売されています。
ペットとしては無害なアカミミガメも、野生化すると在来の生物や植物に大きな悪影響を及ぼします。

外来生物の多くは、繁殖力が強く、在来種を駆逐してしまうなど、生態系に大きな影響を与えます。ペットとして飼い始めた動物は最後まで責任を持って育てましょう。

例えば、現在全国で見られるブラックバスは、1970年代に全国に放流され、2001年には全都道府県で確認されるようになりました。このブラックバスは、在来の魚や昆虫などを捕食するため、生態系に大きな影響を与えています。

生物多様性の保全に協力ください

「生物多様性(Biological Diversity)」とは、地球上の生物が、バラエティに富んでいること。つまり、複雑で多様な生態系そのものを示す言葉です。
現在、自然環境の悪化に伴い、この生物の多様性が、これまでにない早さで刻一刻と失われつつあります。わたしたちは、豊かな生物多様性を守り、その恵みを次世代へ引き継いでいく必要があります。

日本で確認されている外来生物

  • アライグマ
  • ヒアリ
  • カミツキガメ
  • オオヒキガエル
  • ヌートリアなど

都城市にも生息、生育していると思われる外来生物

  • アカミミガメ(ミドリガメ)
  • ブルーギル
  • コクチバス
  • オオクチバス
  • オオキンケイギク
  • アレチウリ
  • メリケントキンソウなど

これらは、人がペットとして持ち込むも、飼いきれずに放流、野生化してしまったものもあります。飼育、栽培する際には最後まで面倒を見ること、種子を外に出さないことなど十分に注意しましょう。

また、特定外来生物の栽培や運搬、販売、野外に放つこと等が法律により原則禁止されており、違反すると罰則が科せられることもあります。駆除する際は、種子を落とさないことに注意し、継続的に駆除してください。

詳しくは、生態系被害予防外来種リスト [PDFファイル/720KB]日本の外来種対策(環境省HP)<外部リンク>で確認ください。

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