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都城盆地のほぼ中央、大淀川とその支流沖水川・横市川との合流点のやや南にあります。盆地底の南半に展開する開析扇状地の北縁(標高約150メートル)に立地しています。
昭和41年(1966)、公園墓地造成中に発見され、26基が調査されました。
玄室の形は、横に長い「平入り」で、軽石を積んで入口をふさいだ例が多く、80パーセント以上(26基中22基)を占めています。また、全体的には単体埋葬が多いのですが、初めて複数埋葬が確認された地下式横穴墓群でもあります。遺物の特徴としては、2号墓にて出土した動物の骨を加工したやじり「骨鏃(こつぞく)」が上げられます。