南横市町
ほ場整備事業に伴い発掘調査が実施され、縄文時代早期から近世までの遺構・遺物が確認されました。
その中で最も注目されるのが鎌倉時代の在地領主館跡です。南北約140メートル、東西約140メートル、溝状遺構によって「L字」状に囲まれた大規模な館跡であり、敷地内からは掘立柱建物跡96棟や竪穴状遺構4基、墓跡などが確認されました。
また、多量の土師器(はじき)をはじめ、貴重な輸入陶磁器なども数多く出土しています。
写真上段左から、全景、掘立柱建物群、溝状遺構、下段左から石組み土坑、青磁、銅製花瓶