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大淀川の支流丸谷川と庄内川に挟まれた細長いシラス台地上に立地します。
現在までに、耕作中の陥没や道路事業に伴い、地下式横穴墓15基が調査されています。
玄室の形は平入り(横に長い形)が多く(注)、横幅が2メートルを超えるやや大きな例と、1メートル程度のやや小さな例とがあります。また、2011年の調査では宮崎県内で始めて一つの竪坑に二つの玄室が作られた地下式横穴墓が発見されました。
遺物は鉄剣・鉄鏃など一般的なもののほか、貝釧(かいくしろ)(貝製の腕輪)などの装飾品も出土しています。特色ある遺物としては57-2号墓で出土した鉄鐸(てつたく)が上げられます。
注 妻入り玄室は2007-2号墓(未報告)のみです。
写真左から鉄鐸、2011-2号竪坑、2011-2 A 号玄室