市指定有形文化財
高城郷土資料館寄託
個人宅の氏神の祠(ほこら)から発見された銅鏡です。木彫りの面や銅鏡10数枚と一緒に入れられていたと伝えられています。
径145ミリメートル。平らな円紐のまわりに連珠文圏があり、その外側に二神、二獣を交互に配置しています。二神には脇侍(わきじ)が伴い、二獣は虎と一角山羊風で、銘帯には「吾作明竟佳且好月而日□□小有刻治今守悉皆左長」(□□は二字不明)との銘が残ります。後漢代の画像鏡の踏み返しとされ、宋・元代(1000~600年前)につくられたものと考えられています。
