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ほ場整備事業に伴い発掘調査が実施されました。平安時代を中心とする遺跡です。
奥行20.3メートル、幅14.3メートルの大型掘立柱建物をはじめ、多数の掘立柱建物、池状遺構、門や柵など多数の遺構のほか、多量の土師器(はじき)、貴重な輸入陶磁器なども数多く出土しました。
河川を利用した交通・交易によって栄えた地元有力層の邸宅跡と考えられています。
「大島畠田遺跡」という名前は、遺跡がある場所の小字名から名付けられました。
上段:大島畠田遺跡想像図、写真:中段左から、全景、掘立柱建物跡、池状遺構、下段左から柱穴、土師器の中に入れられた白磁片、土師器
*写真出典:「大島畠田遺跡」(宮崎県埋蔵文化財センター2008)より転載