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明治時代に存在した「都城県」で使われた県印で、「都城縣印」と陽刻されています。
都城県は、1871(明治4)年11月の改置府県により誕生し、都城県参事(現在の知事)には、元鹿児島藩家老の桂久武が就任しました。
1873(明治6)年1月に都城県が廃止されたため、わずか1年余りで役目を終えることとなりました。
※都城県域:北は宮崎県の大淀川以南、南は大隅半島を含む鹿児島市境までにおよぶ広い県域でした。(県庁は都城に置かれ、現在都城市役所の西南一角に「都城県庁跡」の石碑が建っています。)
【寸法】縦横6.7cm、高さ6.3cm
【材質】ツゲ
