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帯状疱疹の定期接種がはじまりました
帯状疱疹予防接種は、令和7年度から定期接種に位置付けられました。
帯状疱疹(たいじょうほうしん)とは
帯状疱疹は、過去に水痘(水ぼうそう)にかかった時に体の中に潜伏した水痘帯状疱疹ウイルスが再活性化することにより、神経に沿って、体の左右どちらかに帯状に、時に痛みを伴う水ぶくれが出現する病気です。合併症の一つに皮膚の症状が治った後にも痛みが残る「帯状疱疹後神経痛」があり、日常生活に支障をきたすこともあります。
70歳代で発症する人が最も多くなっています。
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助成回数
生ワクチン(ビケン):1回
組換えワクチン(シングリックス):2回
※過去に一度でも帯状疱疹ワクチンを受けたことがある場合は原則対象外となります接種料金(自己負担額)
生ワクチン(ビケン):2,700円
組換えワクチン(シングリックス):6,600円×2回=13,200円
※一般的な接種費用(市からの補助が無い場合)の料金は、生ワクチン(ビケン)が8,000円~10,000円程度で、組換えワクチン(シングリックス)が40,000円~50,000円程度(2回分)です
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対象年齢(対象者には接種券を配布しています)
- 年度内に65歳になる人
- 2025年度から2029年度までの5年間の経過措置として、その年度内に70、75、80、85、90、95、100歳となる人も対象となります。
帯状疱疹ワクチン 令和7年度対象者 年齢 生年月日 65歳 昭和35年4月2日~昭和36年4月1日生まれ 70歳 昭和30年4月2日~昭和31年4月1日生まれ 75歳 昭和25年4月2日~昭和26年4月1日生まれ 80歳 昭和20年4月2日~昭和21年4月1日生まれ 85歳 昭和15年4月2日~昭和16年4月1日生まれ 90歳 昭和10年4月2日~昭和11年4月1日生まれ 95歳 昭和5年4月2日~昭和6年4月1日生まれ 100歳 大正14年4月2日~大正15年4月1日生まれ 100歳 大正14年4月1日以前生まれ 60歳から64歳の市民で、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)による免疫の機能に障害があり、日常生活がほとんど不可能な人
※原則、既に接種済の方は接種ができません
※帯状疱疹にかかったことがある人でも、接種を受けることができます -
実施期間
令和7年4月1日~令和8年3月31日まで(休診日除く)
実施医療機関
ワクチン在庫等医療機関によって差がありますので、問い合わせ(予約)をお願いします
帯状疱疹予防接種実施医療機関 [PDFファイル/185KB]
使用するワクチンとスケジュール(予定)
生ワクチン、組換えワクチンの2種類があり、いずれか1種類を接種します。
※帯状疱疹ワクチンの交互接種(生ワクチンと組換えワクチンを組み合わせて接種すること)は認められません
各ワクチンは、接種回数や接種方法、接種スケジュール、接種条件、効果とその持続期間、副反応などの特徴が異なっています。下記にそれぞれの特徴について記載しておりますので、接種を希望される方は、記載内容を参考にして医師とも相談の上、接種するワクチンをご検討ください。
生ワクチン
皮下に1回接種します。
※生ワクチンとその他生ワクチンの接種間隔は27日の間隔を置いてください
組換えワクチン(接種間隔にご注意ください!!)
2か月以上の間隔をあけて2回筋肉内に接種します(2回目の接種が年度内に間に合うよう、1回目の接種を早めに済ませてください。)。
病気や治療により、免疫の機能が低下したまたは低下する可能性がある人等は、医師が早期の接種が必要と判断した場合、接種間隔を1か月まで短縮できます。
ワクチンの効果や安全性について
ワクチンの種類 | 生ワクチン (乾燥弱毒生水痘ワクチン) |
不活化ワクチン (乾燥組み換え帯状疱疹ワクチン) |
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接種回数 | 1回(皮下に接種) | 2回(筋肉内に接種) | |
接種スケジュール | - |
通常、2か月以上の間隔 |
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接種できない方 | 病気や治療によって、免疫が低下している方 | 免疫の状態に関わらず接種可能 | |
接種に注意が必要な方 | 輸血やガンマグロブリンの注射を受けた方は 治療後3か月以上、大量ガンマグロブリン療法を受けた方は治療後6か月以上置いて接種してください。 | 筋肉内に注射するため、血小板減少症や凝固障害を有する方、抗凝固療法を実施されている方 | |
効果持続期間 | 接種後1年 | 6割程度 | 9割以上 |
接種後5年 | 4割程度 | 9割程度 | |
接種後10年 | - | 7割程度 | |
副反応 |
注射部位の発赤(30%以上)、 |
注射部位の疼痛(70%以上)、 注射部位の発赤、筋肉痛、疲労(30%以上)、注射部位の腫れ、胃腸症状、悪寒、発熱(10%以上)、痒み、倦怠感、全身疼痛(1%以上) |
詳しくは、厚労省のホームページを確認ください。
帯状疱疹ワクチン(厚生労働省)<外部リンク>
接種券の再発行について
対象者の方で接種券を紛失等された場合は、健康課(本庁2階)の窓口で接種券の再発行を行います。
接種対象者が窓口に来られる場合
接種対象者が窓口に来られる場合は、記入例を参考に『帯状疱疹ワクチン接種券 再発行申請書』へ内容を記入の上で持参ください。(健康課窓口で記入することもできます。)
※接種対象者の氏名、生年月日、住所が分かる身分証明書もしくは身分証明書の写しを持参ください
帯状疱疹ワクチン接種券 再発行申請書 [Wordファイル/51KB]
帯状疱疹ワクチン接種券 再発行申請書(記入例) [PDFファイル/620KB]
接種対象者が窓口に来られない場合(委任者が窓口に来られる場合)
接種対象者が窓口に来られない場合は、委任者による再発行の申請ができます。
記入例を参考に『委任状』と『帯状疱疹ワクチン接種券 再発行申請書』へ接種対象者が内容を記入の上で委任者が持参ください。(接種対象者が記入ができない場合は、接種対象者の同意をいただいた上で代筆も可とします。)
※接種対象者及び委任者の氏名、生年月日、住所が分かる身分証明書もしくは身分証明書の写しを持参ください