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縄文時代の遺跡から発見されるモノと聞くと、土器や石器ばかりをイメージしませんか?発掘調査では、当時の食べ物も見つかります。また、近年の調査や研究成果からは、当時の食に関わる多くのことがわかってきています。
今回の企画展では、縄文時代の食に焦点を当てて展示します。
縄文人は何を食べていたのか、食べ物をどのようにしてとっていたのか、そしてどのように調理していたのか。食を通して縄文人の暮らしぶりをのぞいてみませんか。
王子山遺跡(山之口町花木)から出土した炭化物です。縄文時代草創期(約13,000年前)に掘り込まれた穴の中から、炭化したドングリ(写真左)とツルボ(写真右)が発見されました。国内最古の食用植物として、国立歴史民俗博物館にも展示されています。
令和3年度に発掘調査を実施した相原第1遺跡(山之口町富吉)では、縄文時代早期(約11,000年前)の集落跡が発見されました。当時使われていた円筒形の縄文土器(写真左)が多く見つかっており、炭化したクマノミズキ(写真右)という植物も見つかりました。
都城歴史資料館1階資料展示室1
令和4年5月20日(金曜日)~9月4日(日曜日)
午前9時30分~午後5時(ただし、入館は午後4時30分まで)
毎週月曜日(ただし、月曜日が祝日の場合は翌日休館)
大人220円(160円)、高校生160円(110円)、小・中学生110円(50円)
※( )内は、20人以上の団体料金
次の場合は入館料無料
夏季体験学習会「ミニ縄文土器をつくろう!」