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都城では盆地北部を中心にいくつかの古墳群が形成されています。高崎塚原(たかざきつかばる:写真・左)、志和池(しわち:写真・中)、高城牧ノ原(たかじょうまきのはる:写真・左)の3古墳群では前方後円墳もみられ、九州南部で最も内陸部に進出した前方後円墳となっています。
また、都城における古墳群の主体となっているのは、九州南部に特徴的な地下式横穴墓と呼ばれる古墳です。その他に、分布域の東端にあたる板石積石棺墓や内陸部には数少ない箱式石棺墓なども確認されています。
このように、都城盆地にはさまざまな墓制が混在していて、各地の文化が行き交っていた様子をうかがい知ることができます。